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土屋先生の噛めるはな歯(し) vol.353
Q 入れ歯ではえずくのでインプラント治療に興味があるのですが、失敗することがあるとも聞き、少し不安です。
入れ歯でよく噛(か)めない、入れ歯をはめると嘔吐(おうと)反射が強くえずく、または、失った歯の両隣の歯が健全で、両隣の歯を削りたくないなどの場合、インプラントは良い治療法です。しかし大きなメリットがある一方、デメリットがあるのも事実です。
一番大事なのは、治療に臨む前になぜその歯が失われたのかよく分析し、歯がない部分だけでなくお口の中全体のバランスを考えた治療を計画すること。インプラントの被(かぶ)せ物は時間とともに摩耗したり壊れることもあり、10年、20年、30年…と将来にわたる治療計画を立てる必要があります。インプラントとは一生の付き合いになるため、これらをきちんと説明してくれる歯科医院を選ぶことが重要です。
次回は、インプラント治療を失敗しないための注意点をお話します。
【この記事の問い合わせ】
土屋歯科医院 御船町1-12-6
TEL:084(931)5701
※このコラムは、私たちの大切な歯について、土屋歯科医院理事長・土屋浩昭先生に伺っています。毎月2回掲載。
(「リビングふくやま」2023年9月15日号掲載)
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