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※次回発行は10月18日号(ネット新聞は17日アップ)です 土屋先生の噛めるはな歯(し) vol.302
Q 骨の再生を促進する再生医療について教えてください。
A 上顎(じょうがく)の奥歯を失い骨が大きく吸収してしまった場合、前回(7月23日号)お話しした「サイナスリフト法」で、上顎洞に骨を増やす必要があります。この時、骨の再生を促進させる目的で人工骨の移植とともにPRPを注入することがあります。PRP(Patelet Rich Plasma)とは、患者さん自身の血液から抽出した血小板を多く含む多血小板血漿(けっしょう)のこと。血小板には人間の体内で血を止めたり、血管を直したり、細胞を増やしたりする働きがあり、その中に骨の再生の源となる血管新生、線維芽細胞活性化、コラーゲン産生などを助けるさまざまな成長因子が含まれています。
ただし、法改正によりこの再生医療は厚生労働大臣から認可を受けた設備の整った病院でなければ提供できません。詳しくは、かかりつけの歯科医院にご相談ください。
【この記事の問い合わせ】
土屋歯科医院 御船町1-12-6
TEL:084(931)5701
※このコラムは、私たちの大切な歯について、土屋歯科医院理事長・土屋浩昭先生に伺っています。毎月2回掲載。
(「リビングふくやま」2021年7月30日号掲載)
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