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※次回発行は10月18日号(ネット新聞は17日アップ)です 土屋先生の噛めるはな歯(し) vol.284
前回(10月16日号)の嚥下(えんげ)障害に続き、今回は誤嚥について伺います。
A: 私たちは食べ物を口にすると、それを口の中で噛み砕いてひとかたまりにし、喉に送り込みます。この時、瞬時に気管の入り口が閉じて食道の入り口が開き、そこに飲食物が入っていきます。この瞬時の動きを嚥下反射といいます。
嚥下機能が落ちてくると、嚥下反射の反応が悪くなり、気管の入り口に飲食物が入り込んでしまう誤嚥を起こしやすくなります。
頻繁に誤嚥を起こすようになると、それが原因となる誤嚥性肺炎も起こりやすくなります。栄養状態が低下している人ほど肺炎になるリスクが高くなります。せき、痰(たん)、発熱が肺炎の三大症状といわれますが、高齢者ではこれらの症状がはっきり出ないことがあります。元気がない、食欲がないといった様子が肺炎のサインである可能性もあります。
【この記事の問い合わせ】
土屋歯科医院 御船町1-12-6
TEL:084(931)5701
※このコラムは、私たちの大切な歯について、土屋歯科医院理事長・土屋浩昭先生に伺っています。毎月2回掲載。
(「リビングふくやま」2020年10月23日号掲載)
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