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※次回発行は12月6日号(ネット新聞は5日アップ)です 下肢静脈瘤を自己診断する方法
Q:下肢静脈瘤(かしじょうみゃくりゅう)を自己診断する方法を教えてください。
A: 次の事項を参考に検討してみてください。
見た目から 下肢静脈瘤の最も特徴的な症状は、立っていると足の血管(静脈)がコブのように浮き出ることです。体を横にしたり、足を高く上げると血管が目立たなくなり、立ち上がると血管が浮き出る場合は下肢静脈瘤の可能性が高くなります。また、網目状やクモの巣状にごく細かい静脈が浮き出るタイプもあります。
症状から 血管が浮き出ていない場合でも、足がだるい、重い、疲れやすい、むくむ、こむら返り等の症状がある時は下肢静脈瘤の可能性があります。逆流が生じている静脈の種類や部位、足の皮下脂肪の厚さなどによって、静脈瘤ができていても皮膚の上からは、よく分からないことがあるからです。また、極めてゆっくり進行するので、足がだるい、疲れやすいなどの症状があっても静脈瘤によるものとは気付かないこともあります。そのため、静脈瘤を治療してさまざまな症状がなくなることによって、初めてそれが静脈瘤によるものだったことが分かることもよくあります。
皮膚病変から ふくらはぎの内側や足首の周辺にかゆみの強い湿疹(写真)ができて、薬を付けても治らない場合も下肢静脈瘤を疑ってみてください。また、皮膚が茶色く変色してきたら要注意です。
ふくらはぎ周辺に
湿疹ができた下肢静脈瘤
【この記事の問い合わせ】
山本醫院 福山市引野町北2-8-28
TEL:084(943)2777
※このコラムは、山本醫院院長・山本裕先生に伺っています。
(「リビングふくやま」2019年11月8日号掲載)
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