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※次回発行は12月6日号(ネット新聞は5日アップ)です 土屋先生の噛めるはな歯(し) vol.258
Q:前回(9月13日号)に続き、八重歯(犬歯)の重要性について、伺います。
A: 犬歯は一般的に他の永久歯よりも遅く生えます。乳歯の時期に虫歯があって歯の隙間が狭くなったり、顎の成長・発育が不十分な場合、内側に生えたり捻転したり、生えきれず高い位置にとどまることがあります。
実は歯の中で、根が一番長く大きい犬歯。噛む時にカチカチと下顎を上下に動かすだけではなく、横にも動かして物を細かく噛みつぶします。犬歯はU字型をした歯列のちょうど曲がった所にあり、横動かしの運動の起点となっているため、横動かしの力を支える目的で、根が大きくなっているのです。理想的な位置にないと噛む力のコントロールが悪くなり、犬歯が支えるべき力が他の歯に加わるので、犬歯の周りの歯の負担が大きくなり、歯が壊れることも。
子どもの時は虫歯のチェックだけでなく、永久歯列がきっちり並ぶように、歯医者さんで管理をしてもらいましょう。
【この記事の問い合わせ】
土屋歯科医院 御船町1-12-6
TEL:084(931)5701
※このコラムは、私たちの大切な歯について、土屋歯科医院理事長・土屋浩昭先生に伺っています。毎月2回掲載。
(「リビングふくやま」2019年9月27日号掲載)
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