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※次回発行は10月18日号(ネット新聞は17日アップ)です 土屋先生の噛めるはな歯(し) vol.182
Q:前回(6月11日号)に続き、インプラント治療に必要な骨移植について。
A: 今回は骨移植の手技の違いについてお話しします。歯を抜いた部位の骨に穴が空いている場合は、穴を埋めるように砕いた自分の骨や人工骨を補填(ほてん)します。
骨の幅が狭い場合は骨に切り込みを入れ、幅を広げるように骨を伸ばした後、その隙間に骨を移植します(スプリットクレスト)。骨が水平的に吸収された場合はブロックで採取した自分の骨を顎(あご)の骨に医療用のネジで固定します(オンレーグラフト)。上顎の奥歯には、歯槽骨の奥に上顎洞と呼ばれる空洞が存在。この部位に人工骨を移植する方法があります(サイナスリフト)。この方法は上顎洞の横の骨に穴を開け、上顎洞の粘膜をはがし、人工骨を移植することでインプラントを埋め込むのに必要な量の骨を作れます。
骨移植は高い技術が必要です。まずはかかりつけの歯科医院で、十分に相談してみてください。
【この記事の問い合わせ】
土屋歯科医院 御船町1-12-6
TEL:084(931)5701
※このコラムは、私たちの大切な歯について、土屋歯科医院理事長・土屋浩昭先生に伺っています。毎月2回掲載。
(「リビングふくやま」2016年6月25日号掲載)
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