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※次回発行は12月6日号(ネット新聞は5日アップ)です 土屋先生の噛めるはな歯(し) vol.181
Q:歯科医院で「骨が少ないからインプラントは難しい」といわれましたが、無理でしょうか?
A: 結論から言えば、骨が少ない状態であっても、骨移植によりインプラント治療は可能です。
歯は歯槽骨と呼ばれる顎(あご)の骨の中に固定されています。何らかの原因で歯を失うと、その歯を支えていた歯槽骨はだんだん吸収され、骨が少ない状態になってしまいます。しかし、近年は技術の進歩が目覚しく、無くなった顎の骨の部位に、自分自身の骨または人工の骨を移植することにより、骨を再生。通常はインプラントを埋め込むことが難しい骨の状態でも、インプラント治療が可能となります。
しかし、骨の移植には高い技術が要求され、骨移植のできる歯科医師は限られています。骨移植をした場合、骨が固まるのを待たなくてはならないため、骨移植をしなかった場合と比較して治療期間も長くかかります。
次回は、骨移植の手技の違いについて。
【この記事の問い合わせ】
土屋歯科医院 御船町1-12-6
TEL:084(931)5701
※このコラムは、私たちの大切な歯について、土屋歯科医院理事長・土屋浩昭先生に伺っています。毎月2回掲載。
(「リビングふくやま」2016年6月11日号掲載)
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