土屋先生の噛めるはな歯（し）　vol.162

Ｑ：前回（8月1日号）に引き続き、「デンタルIQ」について。

　
Ａ：　さみしいことですが、日本人は一般的に、デンタルIQが低いといわれています。
　髪型や化粧に気を付け、ステキなファッションに身を包み、どんなにブランド物を持っていても、ニッコリ笑ったその口元から見える白いはずの歯が汚れていたり、歯並びが悪くては台無しだということに気付いている人は、どのくらいいらっしゃるでしょうか。
　ヨーロッパやアメリカでは、歯の美しさや歯並びが非常に重要視され、昇進にまで影響するほど。来日した外国人のほとんどが、歯に無頓着な日本人に驚いています。アメリカでは、日本のような「国民皆保険」はなく、むし歯の治療でさえ高額。それでも、むし歯治療から、歯科矯正、ホワイトニングまで、親は貯金をしてでも子どもに受けさせるそうです。
　日本もデンタルIQを世界基準にまで高めていけたらいいですね。
　

　

　
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※このコラムは、私たちの大切な歯について、土屋歯科医院理事長・土屋浩昭先生に伺っています。毎月2回掲載。（「リビングふくやま」2015年8月8日号掲載）