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※次回発行は10月18日号(ネット新聞は17日アップ)です 下肢静脈瘤のレーザー治療について
Q:下肢静脈瘤(かしじょうみゃくりゅう)のレーザー治療について教えてください。
A: 下肢静脈瘤の治療は、最近10年間で大きく変化しました。硬化療法からストリッピング手術への回帰、網目状やクモの巣状の静脈瘤に対するフォーム硬化療法が導入され、2011年1月に血管内レーザー治療が保険適応となって以来、下肢静脈瘤の診療全体が、さらにダイナミックに変ぼうを遂げています。
従来の静脈造影検査(X線)による診断と入院によるストリッピング手術から、超音波検査による診断と日帰りの血管内レーザー治療へと一気に転換しました。手術や入院に対しての抵抗感を有していた方が、比較的気軽に日帰りレーザー治療を受けられるようになり、下肢静脈瘤のさまざまな症状(だるさ、痛み、むくみ、こむら返りなど)に悩んでいた方々にとって福音になっています。
こぶのように蛇行した「伏在型静脈瘤」
Q:手術の具体的なスケジュールについて教えてください。
A: 初診時に超音波検査をして、病気の状態や治療法の決定をします。手術適応になった場合、予定日の1、2週間前に、術前検査をし、問題がなければ手術当日の午後来院していただきます。手術後1、2時間様子をみた後、帰宅できます。術後の来院は、翌日と4、5日後、1か月後が基本になりますが、状況により変更もあります。
【この記事の問い合わせ】
山本醫院 福山市引野町北2-8-28
TEL:084(943)2777
※このコラムは、山本醫院院長・山本裕先生に伺っています。
(「リビングふくやま」2015年7月11日号掲載)
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