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※次回発行は10月18日号(ネット新聞は17日アップ)です 土屋先生の噛めるはな歯(し) vol.137
Q:口臭が気になります。何か良い改善策は?
A: 口臭は、〔1〕生理的口臭〔2〕飲食物・嗜好(しこう)品による口臭〔3〕病的口臭〔4〕心因性口臭─に大きく分けられます。
誰にでも起こりうるのが生理的口臭。特に、起床直後(起床時口臭)、空腹時(飢餓口臭)、緊張時(緊張時口臭)は強まります。これは、唾液(だえき)の分泌が減少し、細菌が増殖して口臭の原因物質である揮発性硫黄化合物がたくさん作られるためです。生理的口臭には、歯磨きが有効。歯を磨くことで細菌や揮発性硫黄化合物が減少。また、食事をしたり、水分を積極的に補給することで唾液量が増加すれば、口臭は急激に弱まります。生活習慣の改善で良くなり、治療は必要ないのです。
このほか、生理・妊娠時など女性のホルモンバランス変化に伴う口臭、乳幼児期・学童期・思春期・成人期・老齢期、それぞれの年代固有の臭気(加齢臭)などがあります。次回は、具体的な口臭の対策について。
【この記事の問い合わせ】
土屋歯科医院 御船町1-12-6
TEL:084(931)5701
※このコラムは、私たちの大切な歯について、土屋歯科医院理事長・土屋浩昭先生に伺っています。毎月2回掲載。
(「リビングふくやま」2014年8月9日号掲載)
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