福山リビング新聞社が運営する女性のための生活情報サイト 福山のイベント・グルメ・エンタメ・お出かけ情報満載!
※次回発行は10月18日号(ネット新聞は17日アップ)です 土屋先生の噛めるはな歯(し) vol.115
Q:前回(8月10日号)に続いて、“プロバイオティクス”を応用した歯周病治療について伺います。
A: プロバイオティクス治療を始める前に、まず、日常の歯磨きを改善したり、歯石を除去するなど基本的な歯周病治療を行います。どうしても治らない歯周ポケットは外科的に取り、歯磨きがしやすい口腔(くう)内の環境に改善。並行して抗生剤の投与や殺菌作用のあるうがい薬で消毒することで、歯周病の原因菌を駆除していきます。
駆除の後に、善玉の乳酸菌を含むタブレットを服用し、善玉の乳酸菌を口の中に植え付けます。このようにすることで、口の中の細菌が住み着く環境が変わり、歯周病の原因となる細菌が繁殖しにくくなり、健康な口の環境を長期に維持することが可能となります。
外科的処置や抗生剤投与で一時的に歯周病菌を抑えるだけではなく、菌が繁殖しにくい環境をつくれるのです。詳しくは、かかりつけの歯科医院に尋ねてみてください。
【この記事の問い合わせ】
土屋歯科医院 御船町1-12-6
TEL:084(931)5701
※このコラムは、私たちの大切な歯について、土屋歯科医院理事長・土屋浩昭先生に伺っています。毎月2回掲載。
(「リビングふくやま」2013年8月24日号掲載)
COPYRIGHT FUKUYAMA LIVING SHINBUNSHA ALL RIGHT RESERVED.