北村シェフの食卓中華

「椰子紅豆沙（イエズホンドウサ）」

温度差と香りも楽しめる中華風のお汁粉

　
本来の中華風汁粉は、タピオカなどを入れ、八角やみかんの皮を干した陣皮（ちんぴ）、ハスの実、ユリ根などを使う薬膳風デザートです。今回は餅（もち）とココナッツアイスを載せ、温度差も楽しめるように家庭風にアレンジしました。
　

作り方　※アイスクリームが入るので甘さは控えめに

【1】水を鍋で沸かし、米と八角を入れ、中火弱で10分ほどゆがく
　
【2】ゆであずきを入れ〔A〕で味を調整する
　
【3】餅はたっぷりのお湯でゆがき（焼き餅でもOK）碗に入れる
　
【4】〔2〕を〔3〕に注ぎ、ココナッツアイスクリームとオレンジピールをトッピングして完成

シェフからひとこと

中国では小豆を紅豆、グリーンピースを青豆、大豆は黄豆と書きます

北村達史さんプロフィル

福山市出身。「ホテルニューオータニ佐賀 中国料理 大観苑」などで修業し、現在は「食菜中華 沙華菜」（広島市中区本通）オーナーシェフ。（「リビングふくやま」2012年3月24日号掲載）