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※次回発行は12月6日号(ネット新聞は5日アップ)です 土屋先生の噛めるはな歯(し) vol.78
Q:前回(平成24年1月21日号)の回答の続きです。
A:今回は、状態の良くない顎骨(がっこつ)にどのようなインプラント治療を行うか、具体的に説明します。
まず、顎骨の診査が必要不可欠です。従来のレントゲン写真では骨の有無の判別がつかない部位でも、歯科用CTで三次元的に骨の評価を行うと、十分な骨量を認める場合があります。骨がない部位に関しても自分の骨や人工骨の移植により、必要な骨量を確保することが可能です。
また、インプラント(人工歯根)自体もその材質の改良が施され、骨とより強固に結合することにより、さまざまな位置に植え込むことが可能となりました。診査から術式、材料に至るまで多くの改良がなされ、いまやインプラント治療の適応は大いに拡大しています。
ただし、全身疾患などが原因で治療が不可能な場合もあります。インプラント治療を数多く行っている歯科医に相談されることをお勧めします。
【この記事の問い合わせ】
土屋歯科医院 御船町1-12-6
TEL:084(931)5701
※このコラムは、私たちの大切な歯について、土屋歯科医院理事長・土屋浩昭先生に伺っています。毎月2回掲載。
(「リビングふくやま」2012年2月11日号掲載)
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