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土屋先生の噛めるはな歯(し) vol.91
Q:前回(8月4日号)に続いて、高血圧、糖尿病、心臓疾患など、全身疾患にかかっている患者さんのより安全なインプラント治療についてお話ししていただきます。
A:インプラント治療をより安全に行うためには、治療を行う歯科医の技術の習熟はもちろん、患者さんの全身状態を管理することが重要になります。例えば、当院では「バックベットシステム」という方法を用いています。この方法は、近年アメリカでもよく用いられている方法で、手術後、入院施設のある病院で全身状態が落ち着くまで、数日間入院してもらい、管理する方法です。大きな外科処置を行った場合や、高血圧、糖尿病などの全身疾患で外科処置後に出血や感染などのリスクが高い場合に、予定入院として用いています。
最近、インプラント治療のトラブルについての報道がなされ、不安に思っている方も多いと思いますが、しっかり環境を整えることでリスクを減らすことができます。
【この記事の問い合わせ】
土屋歯科医院 御船町1-12-6
TEL:084(931)5701
※このコラムは、私たちの大切な歯について、土屋歯科医院理事長・土屋浩昭先生に伺っています。毎月2回掲載。
(「リビングふくやま」2012年8月18日号掲載)
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