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土屋先生の噛めるはな歯(し) vol.94
Q:祖父の入れ歯が合わず、困っています。足腰も悪く、なかなか病院へ行けないのですが…。
A:全身状態が安定していれば、高齢でもインプラント治療が可能です。インプラントなら入れ歯のように外れたり、合わなくて困ったりすることはないのですが、ご高齢で通院できない場合、入れ歯を調整する方がいいかもしれません。
日本の入れ歯人口は約1000万人といわれ、そのうち約半数以上が合わないと感じています。我慢して使い続ければ、顎(あご)の骨の吸収が進み、さらに入れ歯が合わなくなる場合もあります。通院が困難な場合、歯科医に往診を頼めば、ご自宅で入れ歯の調整ができ、新しく入れ歯を作製することもできます。
入れ歯は“一生もの”ではありませんから、少しでも違和感を感じたら、“自分に合う入れ歯”になるように、かかりつけの歯科医院に相談し、調整してもらいましょう。
次回は、合わない入れ歯の弊害について。
【この記事の問い合わせ】
土屋歯科医院 御船町1-12-6
TEL:084(931)5701
※このコラムは、私たちの大切な歯について、土屋歯科医院理事長・土屋浩昭先生に伺っています。毎月2回掲載。
(「リビングふくやま」2012年10月13日号掲載)
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