三原市で「秦森直子　染色展−在ー」開催中です

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秦森康屯生誕１００周年事業として、康屯の妻で染色家・秦森直子の展覧会が三原市民ギャラリーで開催されています。
１１月１２日（日）まで会期中無休・入場無料です。

現在は後期展で染色・工芸・掛け軸・資料など８３点が展示されています。 秦森直子（1932年生）は結婚後に油絵制作を中止、染と織りの仕組みを研究し1976年から多くの作品を発表しています。

その制作年代別にみると、ノッティング技法・麻（苧麻）使用・異素材（麻と金属・ステンレスワイヤー・ボタンなど）使用・紙糸（古文書をこよって糸にして使う）による作品と変遷しながら大胆に存在感のある素敵な作品が生み出されています。

会場には紙糸を使った作品が多く展示されていますが、そばで見ると古文書の文字が確認できます。
また古文書を利用した立体作品もあります。

会場には、康屯の死後に直子が表装を学んで手がけた康屯の絵の掛け軸3点もあります。
直子の多才さに驚きます。


三原市民ギャラリー
三原市城町１−２−１　ペアシティ三原西館２F
開館時間　　10時〜17時

地域特派員nao／2023年11月1日