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このコラムは、山本醫院院長・山本裕先生に伺っています。 | 福山リビング新聞社が運営する女性のための生活情報サイト 福山のイベント・グルメ・エンタメ・お出かけ情報満載!

温水洗浄便座症候群について

Q:温水洗浄便座症候群について教えてください。

A: 温水洗浄便座は、アメリカで医療用に開発されたものを日本で一般向けに販売、国内に広く普及していますが、その利便性の陰でいくつかの問題点も出てきています。それは、特に使い方に問題があり、お尻の悩みの原因になっています。
 

Q:どんな問題があるのですか。

A: 過度に洗浄すると、皮膚の脂成分が流されて皮膚が乾燥します。すると雑菌等から守っている皮膚のバリア機能が低下するので肛門周囲にかゆみが出ます(肛門掻痒症・そうよう)。かゆみをとるため、さらに水圧を強くして長時間洗浄したり、紙で強く拭いたり、入浴時に薬用石鹸を使うなどして、症状はさらに悪化するという悪循環に陥ってしまいます。また、依存症になると、トイレに温水便座がないと排便できなくなります。肛門周囲の皮膚に炎症や湿疹、傷ができたり、直腸炎を併発することもあり、細菌性膣炎やカンジダ膣炎など女性のさまざまな感染症を誘発することもあります。温水洗浄便座の誤使用で肛門の常在菌や皮脂を洗い流してしまうことに原因があるとされています。
 

Q:どのようなことに注意したらいいのですか。

A: 対策は洗い過ぎないことです。洗浄機の水圧は一番弱くする。水温も一番低くする。洗浄時間は5秒〜10秒以内にする。温風乾燥はしない─。 以上の事を守ってみてください。最初は物足りなさが残るかもしれませんが、これらが習慣になると、お尻の洗浄は、それで十分だと思われるでしょう。何事もやり過ぎは禁物です。
 
 
山本裕(ゆたか)先生
 
【この記事の問い合わせ】
山本醫院 福山市引野町北2-8-28
TEL:084(943)2777

※このコラムは、山本醫院院長・山本裕先生に伺っています。
(「リビングふくやま」2016年9月10日号掲載)
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