10月〜12月が旬のヤーコンは、中南米のアンデス高原生まれ。まだあまりなじみがない野菜ですが、むし歯になりにくく、おなかの調子を整える効果がある「フラクトオリゴ糖」が豊富。ほかにも、ポリフェノールや、カルシウム、カリウム、マグネシウムなどのミネラルも多く含まれているため、“現代人のための野菜”と呼ばれています。
「ヤーコンとサツマイモのかき揚げ」
「ヤーコンとサツマイモのかき揚げ」…見た目が似ているもの同士を組み合わせてみました。ヤーコンのシャリシャリ感とサツマイモのほくほく感が同時に味わえるかき揚げです。シンプルに塩でいただくと、素材の甘みが引き立ちます
材料〈4人分〉
・ヤーコン…200g
・サツマイモ…200g
〔A〕天ぷら粉…大さじ6〜7
〔A〕水…大さじ2
〔A〕白ゴマ…大さじ2
・揚げ油…適量
・塩…適量
作り方
【1】ヤーコンは皮をむいて、サツマイモは皮付きのまま、長さ4cmくらいの拍子木切りにし、それぞれ10分ほど水にさらしておく
【2】ボウルに水気を切った【1】と〔A〕を入れ、よく混ぜる
【3】揚げ油を中温に熱し、【2】をスプーンなどで食べやすい大きさに分け入れて揚げる
【4】揚がったら、軽く塩をふっていただく
「ヤーコンの赤ワインゼリー」
「ヤーコンの赤ワインゼリー」…赤ワインの色がとてもキレイなゼリー。ふるふるとした柔らかいゼリーに、ゴロゴロ入れた大き目のヤーコンの食感がアクセントになっています
材料〈4人分〉
・ヤーコン…200g
〔A〕赤ワイン…50cc
〔A〕砂糖…大さじ2
〔B〕水…350cc
〔B〕レモン汁…大さじ1
〔B〕砂糖…大さじ3
・ゼラチン…5g
作り方
【1】ヤーコンの皮をむき、厚さ1cmくらいのいちょう切りにし、10分ほど水にさらしておく
【2】耐熱容器に水気を切った【1】と〔A〕を入れ、700Wの電子レンジで4分間加熱する(途中で一度レンジを止め、かき混ぜる)
【3】鍋に〔B〕を入れ、一度沸騰したら火を止め、ゼラチンを振り入れてよく溶かす
【4】カップに【2】を入れて【3】をそそぎ、粗熱が取れたら冷蔵庫で冷やし固める
【5】固まったら、あればミントなどをトッピングに飾る
*おまけ* ヤーコン入りハニーヨーグルト
【材 料】
►►ヤーコン►プレーンヨーグルト►はちみつ…各適量
【作り方】
〔1〕ヤーコンの皮をむいて1cm角に切り、水に10分ほどさらしておく
〔2〕器にヨーグルトを入れ、〔1〕の水気を切って上にのせ、はちみつをかけて出来上がり
ひとことコメント
見た目はサツマイモのようなヤーコン。どうやって食べるの?という人もいるのでは。意外にも梨のような食感なので、フルーツ感覚で食べられます。生で食べるのもお勧めなので、デザートや酢の物などに使うとおいしいですよ。
くどせ かずえ
フードコーディネーター(食の商品開発)取得。冷蔵庫の中身とにらめっこしながら毎日の料理を考えるのが趣味の市内在住ミセス。アイデア料理が得意
(「リビングふくやま」2009年10月10日号掲載)