北村シェフの食卓中華
「糖醋加吉魚(タンツゥヂャジィユイ)」
福山名物のタイを中華の定番甘酢ソースで
中国では丸ごとグチやコイを唐揚げにして甘酢あんかけで食べる料理ですが、今回はひと口大にカットした鯛で調理します。
作り方
【1】鯛に下味をつけ、かたくり粉をまぶし、衣をつける
【2】〔1〕を中温(160度)の油で揚げて取り出し、続いて野菜も低温〜中温で軽く火を通す
【3】中火の鍋(フライパン)に甘酢ソースの材料を入れて沸騰したら、水溶きかたくり粉で薄めにとろみをつけ〔2〕の材料を入れる
【4】仕上げに強火にして、つやを出すための油(化粧油)少々を鍋肌から回しかけて完成
シェフからひとこと
野菜は季節のものを自由に使ってください。今回はあんずジャムを使いましたが、フルーツジャムをいろいろと変えてみても良いですよ
北村達史さんプロフィル
福山市出身。「ホテルニューオータニ佐賀 中国料理 大観苑」などで修業し、現在は「食菜中華 沙華菜」(広島市中区本通)オーナーシェフ。
(「リビングふくやま」2012年4月28日号掲載)