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土屋先生の噛めるはな歯(し) vol.329
Q 入れ歯をはめるとえずきます。インプラント治療に興味があるのですが、失敗することがあるとも聞き、不安です。
A 入れ歯でよく噛(か)めない、入れ歯をはめると嘔吐(おうと)反射が強くえずく、または、失った歯の両隣の歯が健全で、両隣の歯を削りたくないなどの場合、インプラントは良い治療法です。しかし大きなメリットがある一方、デメリットがあるのも事実です。
一番大事なのは、治療に臨む前に、なぜその歯が失われたのかよく分析し、歯がない部分だけではなく、お口の中全体のバランスを考え、治療を計画することです。インプラントの被(かぶ)せ物は時間とともに摩耗したり、壊れることもあるため、10年先、20年先、30年先の治療計画を立てることが重要です。インプラントとは一生の付き合いですから、これらをきちんと説明してくれる歯科医院を選びましょう。
次回は、インプラント治療を失敗しないための注意点についてです。
【この記事の問い合わせ】
土屋歯科医院 御船町1-12-6
TEL:084(931)5701
※このコラムは、私たちの大切な歯について、土屋歯科医院理事長・土屋浩昭先生に伺っています。毎月2回掲載。
(「リビングふくやま」2022年9月9日号掲載)
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