土屋先生の噛めるはな歯（し）　vol.289

Ｑ　インプラント治療を希望していますが、かかりつけの歯科医院で、「あなたは骨が少ないから難しい」と言われました。無理なのでしょうか。

　
Ａ　歯は歯槽骨（しそうこつ）と呼ばれる顎の骨に固定されていますが、何らかの原因で歯を失うと、その歯を支えていた歯槽骨がだんだん吸収され、骨が少ない状態になります。近年、技術の目覚ましい進歩により、無くなった顎の骨の部位に自分自身の骨、または、人工の骨を移植することで骨の再生が可能になったため、骨が少ない人でもインプラント治療を行うことができます。
　しかし、骨の移植は歯科医師の高い技術が必要。骨移植のできる歯科医師は限られます。また、骨移植をした場合には、骨が固まるのを待たなくてはならなりません。骨移植をしなかった場合と比較すると、治療・通院期間がどうしても長くかかってしまいます。
　次回は、骨移植の手技の違いについてお話しする予定です。
　

　

　
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土屋歯科医院　御船町1-12-6
TEL：084（931）5701

※このコラムは、私たちの大切な歯について、土屋歯科医院理事長・土屋浩昭先生に伺っています。毎月2回掲載。（「リビングふくやま」2021年1月8日号掲載）