土屋先生の噛めるはな歯（し）　vol.216

Ｑ：前回（11月18日号）に引き続き、インプラント治療を失敗しないための方法についてお話を伺います。

　
Ａ：　インプラント治療を受ける患者さまの多くはご高齢のため、高血圧、糖尿、脳梗塞、狭心症…のような基礎的な病気のある方がほとんどです。しかし、健康な方と比較すると、病気の方は、インプラント手術に対するリスク（血圧の変動や感染など）が高まります。当院でも、病気のコントロールを術前にしっかりと行なった後、手術中に問題が起こらないよう、岡山大学麻酔科の教授にお願いし、静脈内鎮静法などの全身管理を行った状態でインプラント手術を行っています。
　手術を安全に行うためには、病院で病気をきちんとコントロールしておくことが重要なのです。何らかの病気をお持ちの方で、インプラント治療を希望される場合は、かかりつけの歯科医院に相談してください。
　

　

　
【この記事の問い合わせ】
土屋歯科医院　御船町1-12-6
TEL：084（931）5701

※このコラムは、私たちの大切な歯について、土屋歯科医院理事長・土屋浩昭先生に伺っています。毎月2回掲載。（「リビングふくやま」2017年12月9日号掲載）