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土屋先生の噛めるはな歯(し) vol.155
Q:以前に虫歯を治療した歯がまた痛むのはなぜですか。
A: 皆さんは虫歯になった歯をどうしていますか。ほとんどの方は歯科医院で治療をされるでしょう。本当に小さな虫歯以外は、虫歯の部分を削り、プラスチックか金属、セラミック製の詰め物や被せ物をします。虫歯の進行具合によっては神経を抜くこともあります。
きっちりと治療をした歯は、もう完治したような気がしてしまいます。しかし、どんなに精巧に詰め物を作っても、つなぎ目のほんのわずかなすき間から、0.001mmという小ささの虫歯菌が入り込み、虫歯になることがあります。このように虫歯になった歯が再び虫歯になることを「二次齲蝕(うしょく)」と言います。虫歯の中で細菌が繁殖すると、詰め物の中という狭い空間で細菌が発酵し、悪臭を放ちます。 一度治療した歯でも虫歯になりやすいので、心当たりのある方は、歯科医院で検診を受けてみてください。
【この記事の問い合わせ】
土屋歯科医院 御船町1-12-6
TEL:084(931)5701
※このコラムは、私たちの大切な歯について、土屋歯科医院理事長・土屋浩昭先生に伺っています。毎月2回掲載。
(「リビングふくやま」2015年5月16日号掲載)
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