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土屋先生の噛めるはな歯(し) vol.107
Q:前回(4月13日号)に続き、口腔(くう)機能を改善するための口腔リハビリテーションについて。
A: 口には、「食べる」「話す」「呼吸する」という3大機能があります。高齢になると噛む力が衰え、飲み込む力が弱くなり、むせやすくなります。さらに、片麻痺(まひ)や痴ほうがきっかけとなって口腔機能を使わなくなると、自分の口で食べたり、話したりすることができなくなります。低下した口腔機能を回復し、これ以上の低下を防ぐのが「口腔リハビリ」です。
舌や唇の動きを良くするための発音訓練やストレッチは、食べること、言葉を話すトレーニングに。また、呼吸機能訓練(例=コップに水を入れてストローでぶくぶく吹くなど)や発声練習で肺活量が鍛えられ、強くむせることができるようになり、誤嚥(えん)性肺炎の予防につながります。
口腔リハビリには専門的な知識が必要ですので、一度、訪問歯科診療を行っている歯科医院に相談してみてください。
【この記事の問い合わせ】
土屋歯科医院 御船町1-12-6
TEL:084(931)5701
※このコラムは、私たちの大切な歯について、土屋歯科医院理事長・土屋浩昭先生に伺っています。毎月2回掲載。
(「リビングふくやま」2013年4月27日号掲載)
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