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土屋先生の噛めるはな歯(し) vol.92
Q:祖母が寝たきりになり、口腔ケアが必要です。インプラント治療をしていますが、ケアの注意点を教えてください。
A:インプラントは、入れ歯とは違い、取り外しの必要のないことが大きな利点ですが、自分で歯磨きができなくなったときのことを考えると、不安に思う方もいます。
インプラントの歯は、ほかの歯と同様に歯ブラシで磨けば十分きれいにできます。ただし、金属ワイヤーの入った歯間ブラシをインプラント部に入れると、骨が吸収したり、歯肉が退縮したりすることがあるので、使用をお勧めしません。
全顎的(ぜんがくてき)にインプラント治療をしている場合、ブリッジタイプ(固定式)から入れ歯タイプ(取り外し式)の歯に作り変えれば歯を外して洗浄できますので、介助者でも簡単に清掃できます。かかりつけの歯科医院が訪問診療を行っていれば、往診をお願いするのもいいでしょう。
次回は、訪問歯科診療についてお話しします。
【この記事の問い合わせ】
土屋歯科医院 御船町1-12-6
TEL:084(931)5701
※このコラムは、私たちの大切な歯について、土屋歯科医院理事長・土屋浩昭先生に伺っています。毎月2回掲載。
(「リビングふくやま」2012年9月8日号掲載)
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